最初期案の頃の鹿原こるり。空欄が多いです。「三つ編みお下げで眼鏡、羽根ペンを持ったPBMゲーマーの女性で、常に何かものを書いている」という基本設定はこの頃に出来上がりましたが、細部はかなり違っています。
名前: (まだ未定)
性別: 女性
キャラクターカテゴリ: 勇者
キャラクタータイプ: 完成型
出身地: 日本
特徴: 巨乳、メガネを外すと美少女 (注1
髪型: 三つ編みお下げ
性格:
内向的。無気力。口下手で、話す前に原稿を準備しないと要点をまとめらない。やや自己陶酔気味な傾向があるが、基本的には善良 (注2 な人間。理屈よりも感情を優先させるタイプ。
好きなもの: PBM(メイルゲーム)。
大切なもの: カイルくん(=自分のPBMキャラクター)。(注3
得意な技能: 戦術知識、現代オタク知識、睡眠
苦手な技能: 雄弁
過去の経歴:
かつてプライベワーパーとして名を馳せた伝説的なPBMゲーマー。駅で野宿した経験が豊富なため、どんな場所でも眠ることができる。
現在の状況:
PBMで鍛えた軍事知識を生かすべく軍師に志願。城の一室に引き篭もりっきりで人前に姿を現さず、手紙で全国各地の仲間とコミュニケーション (注4する。
スペシャリティ: 間接型アイテム
アイテムの詳細:
羽根ペン型ダーツ(投擲武器)。投げつけると無数の光の矢に分裂して敵に襲い掛かり、対象を針の山にしてしまう。本人は武器であることに気がついているのかいないのか、もっぱらインクをつけて筆記用具として使っている。伝説の預言者が預言書を記すのに使った羽根ペンであるといういわくがある。(注5
クラスによる特殊設定: 現実から持ってきたアイテム
特殊設定の内容:
携帯用の小型コピー機。 (注6 エンブリオンで手に入れた書物をリアコピー (注7 するのに大活躍予定。
- 注1): 外見イメージを固めるために三つ編み眼鏡っ娘の資料を探していた最中、「『メガネを外すと美少女』というのは『眼鏡っ娘=ブス』として時代の古い価値観に基づくものであって、近年の眼鏡っ娘萌えと相容れないものだ」という種の主張を幾つか読み、なるほどと唸らされたので、この設定は外すことにして、「眼鏡をかけている時の方が魅力的」「文学少女」路線に軌道修正。
→参考: メガネっ娘萌えのルーツを探る【ライトノベル作家・葛西伸哉氏のサイト】
- 注2): 一時期は「正義の味方」や「聖女」路線に嘘臭さや矛盾を感じてきて、本音をポンポン言えるような悪党・毒舌キャラを演じたりもしたのですが、紆余曲折を経て、こういった「月並みの良心を持っている普通の人」が一番肩肘張らずに動かしやすいなあと思えるようになってきました。
- 注3): 初期設定では「カインくん」は「カイルくん」で、危うくジェスくんのパパと名前が被ってしまうところでした。もしかしたら「ジェスくんのパパに想い人の影を重ねるこるり」「こるりの書いたラブラブなアクションシートから生じた勘違いに悶々と悩むジェスくん」といった、リアクションの短い文章量ではとても表現できないような複雑奇怪な三角関係が構築されてしまい、二度と本筋に戻れないような事態に陥っていたかもしれません。危ないところでした。
もっとも、「カインくん」でも、AUQの前に榊大悟マスターのシナリオでご一緒したときの高木先生のPCの名前と被っていることを失念していたわけでして、余計に悪いのですが。ごめんなさい。
- 注4) 注7): アースから来た勇者はエンブリオンの文字を読み書きできない、という設定が発表されたため実現不可能な設定に。一応、書物翻訳系のスペシャリティアイテムを取得することも検討したのですが、自分のキャラクター種族に設定された些細なペナルティを埋めるためだけのアイテムに「異世界から召還された勇者に与えられる特別なアイテム」としての価値はあるのでしょうか? 物語にもキャラ立てにも貢献もしないアイテムということで、翻訳機案は没に。
- 注5): えらく物騒な羽根ペンです。これも読み書きの設定のせいで武器以外の用途に使う目処が立たなくなってしまい、結局、偽のいわくの方が本当の効果として残ることになりました。
- 注6): 現代から持ち込んだアイテムの設定は最後まで二転三転しました。最終的には、現代人の女子中学生らしさを出しつつ、この初期案の名残でカメラがついた携帯電話を選びましたが、あれこれ悩んだ割には結局有効に使えませんでした。